ずっと考えていた。
4月に石巻へ炊き出しに行って、その惨状と現地の人たちが日常へもどるにはものすごく時間がかかるだろう。
1度きりで、終わりたくない。
でも、この間行ったときの準備の大変さ、ボランティアセンターへの連絡、業者さんへ提供をお願いしたり、行く前にくじけそうになるくらい、大変だった。多分、どこからか頼まれたのなら、ある程度お膳立てがあって、行くだけでよかったのかもしれない。
とにかく、いろんなとこへ電話したり、頼んだり……。そりゃぁ、大変だった。
多くの業者さんは、快く食材や備品などを提供してくれたけど、中には断られるところももちろんある。
それに対し、怒ってる自分も嫌だった。
その上、震災の影響もあり、売り上げも落ち込み、ボクが店を開けてもいいものか? というのもあった。
でも、1度きりで、終わりたくない。
それに、忘れられない言葉があった。
ボランティアセンターのホワイトボードに何カ所も「心のケア」という文字が書かれていた。
家族や家や仕事を失った人たちがいっぱいいる。
料理人として、農業や漁業に携わっている人たちの話を聞くことができるかもしれない。
それなら、身一つで行けるかもしれない。
そんな思いから、ボランティアセンターの人に問い合わせてみたところ、
東京で被災地の「心のケア」をやっているNPOがあると聞き、連絡を取ってみた。
Recovery for Japan
http://rfj2011.blog.fc2.com/ボクの話を真剣に聞いてくれ、「一緒に行きましょう」と言ってくれた。
でも、詰めていくと、「心のケア」は半端なことじゃない、というのもわかった。
毎週、現地に行き、彼らに会って、受け入れるのは、時間的にも精神的にも並大抵の覚悟がなきゃできない、ということがわかった。
それなら、「炊き出しに一緒に行きましょう」という話になった。
ボクは、料理を持っていけばいい。テントもガスも水も用意してくれるという。
そこで、27日〜28日、また石巻へ炊き出しに行く。
今回も業者さんに温かい気持ちをもらった。
お肉は北海道のエルパソさん、野菜はビーエスフーズ、パスタはSAYU、
それに、またいっぱいのソースを作ってくれたボクのスタッフ。
この間、書き忘れてたけど、テーブルを作ってくれた小田島さん、
本当にありがとう!!
では、行ってきます。
posted by アンジェロ at 15:30|
ボランティア
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