昨日、ルチオ・ダッラが亡くなった。イタリアのシンガーソングライター。
パヴァロッティやアンドレア・ボッチェリなど多くの歌手たちがカヴァーしている「Caruso(カルーソ)」を作詞作曲した人として日本では有名かもしれない。トリノ・オリンピックで、フィギュアスケート男子で優勝したプルシェンコがエキシビションで使用した曲は、パヴァロッティのカルーソだった。
CARUSO は、ナポリのオペラ歌手エンリコ・カルーソに捧げた曲。
小瀬村 幸子さんの訳だと、
美しい海が 星たちを招き 強い風が吹いている ソレント湾に向いた とある古いバルコニー
そこで 一人の男が娘を抱きしめている 彼は さめざめと泣いた後 せきばらいで声を整え 再び歌を歌い始めた
僕は あなたが大好きだ そう とても とても好きだ
あなたはこうして鎖を その熱い血で解き放ってくれる
海に光る明かりを見て アメリカでの夜を思った 海の光は夜釣りの打瀬網 そしてス クリューの残す白い波跡・・・
彼は音楽に悲しみを感じ ピアノから立ち上がった けれど雲間に月が現れるのを見るうち
死さえも 何か甘く思えてくる
彼は娘の目を見た 海のように青い その娘の目を すると急に涙がこぼれ 彼はまた歌い始めた
僕は あなたが大好きだ そう とても とても好きだ
あなたは こうして鎖を その熱い血で解き放ってくれる
不思議な力のあるオペラ・・・ オペラは 偽りから成るドラマでも
化粧と演技で 別人になれる
けれど今 こんな近くに ひたむきな 彼女の目を見ると 言葉を忘れ 思いが乱れ
そして 何もかもが小さくなる
アメリカでの夜さえも 彼は振り返り 過ぎた人生を思う
スクリューの波跡のような人生 それは紛れもなく終わりのある人生・・・
けれど彼はもう あまり考えなかった
そう 何やら 幸せな気分になって 好きな歌をまた歌い始めた
僕は あなたが大好きだ そう とても とても好きだ
あなたは こうして鎖を その熱い血で 解き放ってくれる
僕は あなたが大好きだ そう とても とても好きだ
あなたは こうして鎖を その熱い血で解き放ってくれる 」
Te voglio bene assai. Ma tanto ma tanto bene sai.
ボクは、あなたが大好きだ。本当にとても大好きだ。
この歌詞をそっくりLucioに捧げたい。
Grazie Lucio!!!!!!!!
posted by アンジェロ at 14:21|
イタリア
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